Label: UNHEARD OF HOPE
一貫した身体的表現が貫かれたチェロ独奏による激推しタイトル!!関西を拠点とするチェロ奏者"中川裕貴"氏の1stソロアルバム!!
関西を拠点に活動するチェリスト中川裕貴による初のソロアルバム『Stills and Remains』。すべての音をひとつのチェロから生成し、エフェクトや拡張奏法を通じて、ドローン、ノイズ、パーカッシブな音響までを横断する,チェロによる実験的「“声”楽」作品。
本作は、収録されているすべての音がひとつのチェロから生み出されているというコンセプトのもと制作された作品です。エフェクトペダルによる音の拡張は用いられているが、他の楽器やフィールドレコーディングは一切使用されておらず、そこにあるのは演奏行為、つまり楽器と身体のあいだで生成される「音=声」の往復です。しかしながら、その制約から立ち現れる音像は、そこからイメージされる単一性に収まらず、楽器から生まれる多様な「声」、パーカッシブなテクスチャ、自作弓による微細なノイズ、ドローンなどが折り重なり、ひとつの環境/空間としての音楽を形成しています。
中川裕貴は⾧年、チェロを「楽器」であると同時に「声を生み出す装置」として捉えてきた。本作ではその思想が徹底され、弓、指、手、そして自作の弓といった身体的なアプローチを通じて、チェロから多様な音が引き出されています。それらの音は従来の器楽的な枠組みを逸脱し、「声」「気配」「現象」として立ち現れています。そして、そこには「これは本当にチェロの音なのか?」という驚きと同時に、「なぜチェロでなければならないのか?」
という問いが静かに横たわっています。本作に収められた音は、その問いを明確に解決するのではなく、曖昧さや揺らぎを内包したまま、音楽であると同時に「声」として存在しています。
(版元解説)
The album is built on a singular concept: every sound is produced from a single cello. While effects pedals are used to
extend and amplify the instrument, no other instruments or field recordings are involved. What remains is the act of
performance itself—an ongoing exchange between body and instrument, where sound emerges as voice.
Yet the resulting sonic landscape resists any sense of limitation. Layered textures of percussive gestures, micro-noise
generated by a self-made bow, and sustained drones unfold into a complex, immersive environment.