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商品詳細

AIRWAY "Live at LACE” [CD]

価格: 2,680円(税込)
数量:
Label: NEUREC

(予約受付中 - 1月下旬入荷予定)

LAFMS文化をディープに伝え続ける伝道師"T・坂口"氏のレーベルNEURECより、AIRWAYの歴史的1st[Live at LACE]のリイシュー版が登場!!毎度の如く外箱付きの豪華装丁、Joe PottsとAIRWAYについて記した冊子が付属、John Wieseのリマスタリング仕様!!

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1978年にロックの側から登場した世界初のライヴ・ノイズ・バンドAIRWAYのファースト・アルバム “Live at LACE” をCDでNEURECから再発したものである。“Live at LACE” は本来LPレコードで出版された。ジャケットには複数種があるようで1978年の内に再発されたとDiscogsには記されているが、詳細は判らない。

Joe Pottsが提唱する「電子のファシズム」、「人間シンセサイザー」というコンセプトに基づく演奏だ。複数の演奏者による即興をアナログ・ディレイとイフェクターで変調しJoeが好き勝手にミキシングを行うという形式で、現代なら然程難しくはないと思うが、パーソナル・コンピュータもない時代の試みとしては異端と呼んで差支えはないと思う。

1978年と言えば、11月にBrian Enoがプロデュースした “No New York” が発表された年だ。翌1979年には、京都でJOJO広重と頭士奈生樹のデュオ形態で非常階段が結成されている。まだノイズのコンセプトが音楽界には存在しないタイミングでAIRWAY “Live at LACE” は登場した。それまで緩さが特徴だったLAFMSのイメージを完全に変えてしまった作品である。

その後、1996年にCortical FoundationとRRRecordsが協働で出版したCDボックス “LAFMS: The Lowest Form of Music” にAIRWAY “Live at LACE” の内容が収録されているが、それは特殊な形をとっている。オリジナルLPのA面とB面の収録内容は連続したライヴ演奏ではなく、欠落部分があったというのだ。その部分を補完し構成した『完全版』をCDは収録したとボックス添付の冊子には記載されているが、本来オリジナルLPの冒頭に収録されていたRick Pottsによるエレキ・マンドリンの演奏がカットされている。従って、これは特殊な形での再発と言わざるを得ない。

その後イギリスのHarbinger Soundが2006年にCD、2009年にLPでAIRWAY “Live at LACE” を再発した。以降このノイズの原点とも言えるアルバムは市場から消えていたが、この度2025年にNEURECがCDで再発させて頂く。John Wieseのリマスタリングによりcrazierでmore dangerousとなった音をお聴き頂きたい。なおJoe PottsとAIRWAYについて記した冊子が和英両方で付属している。

文 坂口卓也 / NEUREC