Label: NEUREC
(予約受付中 - 6月上旬入荷予定)
LAFMS文化をディープに伝え続ける伝道師"T・坂口"氏のレーベルNEURECより、Art into Lifeからもソロ音源をリリースしているJoseph Hammerと、LAFMSの主要メンバーJoe Pottsのデュオ"Joe & Joe"の2006年レア音源が初CD化!!
>>SAMPLE<<
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Joe &Joe と Joseph Hammer と Joe Potts のデュオである。彼らは過去 数十年にわたり、Loa Angeles Free Music Society(LAFMS)の活動にお いて重要な役割を果たしてきた。当初二人は別々のユニットで活動し ていたが、2006 年に Joe & Joe 名義で初の LP “Joe & Joe” を LAFMS レ ーベルからリリースする。LP には二つのトラックが収録されていた が、NEUREC からこの作品を CD で再発させて欲しいという私のリクエ ストに応え、Joseph は二つのトラックを一つにまとめてくれた。その トラックは、日本の優れたサウンド・エンジニアである石崎信郎によ って 2020 年にリマスタリングされ、この CD に収録されるに至る。
なお、この再発アルバムを制作する初期段階では石上加寿也に協力し
て貰った。この場を借りて、彼に感謝する。
坂口卓也
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と、前記はこの再発 CD に添付された透明シート上の短文を和訳した ものだ。CD に収められた音楽は Joseph Hammer と Joe Potts というノ イズ領域では申し分のないキャリアを持つ二人の共演である。表面的 には牧歌的だが、深部に様々なノイズが蠢く。光学的サウンド・ディ スクで発音するオプティガンの音が基調にあるからか、周期的なその 音は催眠的でもある。異様な聴き易さが相まって、聴覚を通して神経 系に侵入して来る音の蠢きは見事だ。21 世紀に発表された LAFMS の 作品として、聴き逃すことのできない一枚である。Hieronymus Bosch の『快楽の園』を音で表現するとこうなるのかも知れない。