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2020年01月27日



Louise Landes Levi (w/ Koji Shimura)
Reizen
Nobuki Nishiyama
Hiroaki Maki

2020.3.14 (Sat)
at ochiai soup
19:00 open / 19:30 start
entrance fee: 2,000yen


ルイーズ・ランデス・リーヴァイは、音楽家/サーランギー奏者である他に、詩人、翻訳家、パフォーマーであり、彼女の旅は、神秘的で宇宙的な軌跡という精緻な集合体をなしている。

ダニエル・ムーアのフローテイング・ロータス・マジック・オペラ・カンパニーの創立メンバーとして、1967年から1969年まで、テリー・ライリーやアンガス・マクリーズ (元ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)らとともに、タラフマラ族や、バリのガムラン、チベットの修道儀式や、インドのダンスに関するアントナン・アルトーの研究に触発された学際的な戯曲に参加した。

ミルズカレッジにおいて、著名なサーランギー・マスターであるパンディット・ラム・ナラヤンにサーランギーを学んだ後、リーヴァイは一人でパリからトルコ、イラン、アフガニスタン、パキスタンを経由し、音楽と詩の伝統を研究するために北インドに到達した。

そこで彼女はスリ・アンナプルナ・デヴィとウスタード・アブドゥル・マジド・カーンに師事した後に、バーゼル音楽院とカリフォルニアにおいて、アリ・アク・バー・カーン(インドの作曲家、サロード奏者)の弟子となった。

地元であるニューヨークで旅を終えると、ラ・モンテ・ヤングとマリアン・ザジーラに学び、彼らのドリーム・ハウスが21世紀へと渡っていくさまをつぶさに見つめた。

リーヴァイは、アンリ・ミショー(フランスの詩人)と、インドの神秘主義者ミーラー・バーイーの作品(『スウィート・オン・マイ・リップス』の序文執筆者はラ・モンテ・ヤング)を翻訳し、ルネ・ドーマル(フランスの詩人)の『ラサ』(New Directions 1982)の初の英訳を担当した。

自分自身の詩集も多数出版しており、ごく最近では『クレイジー・ルイーズ(または、聖なる論議)』という詩のシリーズがある。それは女性(受動者)の観点から性的トラウマを考察する一連の詩で、女性的ヒステリーの概念を、その従属的かつ虐待的な西洋的役割から取り戻すために、狂気に関するオリエンタルな解釈を叙述している。

リーヴァイの内省的なライフスタイルと、音楽の伝統とその成果への敬意に対して、彼女の音楽の普及は比較的小さなものであった。
しかし過去10年間にわたり、彼女の友人達である故アイラ・コーエンやキャサリン・クリスター・ヘニックスらの助力もあり、いくつかの新作に加えて80年代の作品の再発もなされている。

独奏にせよ伴奏があるにせよ、リーヴァイの哀調を帯びたサーランギー、ベル、フルートからは、この世のものとは思えない、むしろ本当に忘れ去られてしまった儀式や別世界の感覚が溢れ出してくる。

これら録音物における彼女の祈りとラーガを解釈するセンスは、詩の語りや朗詠とあいまって、閾下の経験を呼び起こし、それらが敬虔さに満ちているのと同じように冷笑と嘆きに満ちており、誠実さと存在感をもってモノカルチャーを激しく非難している。

(Adrian Rew, Blank Forms)